最終更新日:2026年01月26日 21:13
こばマリメモ
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いつも拙作にお時間を割いて頂き、誠にありがとうございます。こちらでは、木場さんやこばマリ創作に関する、覚え書き程度の記事を書かせて頂いております。こばマリの萌え語りもします。
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本ブログは、創作同様、無断転載や拡散は厳禁です。なお、本ブログにはGoogle検索よけが実装されています。
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2024年09月11日 22:23◾️科学は、ひとの心を明らかにするもの
25周年のシーズン24、お疲れ様でした。演者の皆さま、製作者の皆さま、ありがとうございました。
最終回、S24の最終話としても、シリーズの集大成としても、シリーズ中の1エピソードとしても、完成度が高かったです。前の記事に書いた、一見幼く見える新開さんの演出は、ラストを考えると、やはり意図的だったのですね。いちばん最後、新開さんからマリコさんへの言葉は、S1最終回でマリコさんが牧野光に言った「科学はひとを救うためにある」という言葉の意味を考えながら解釈すると、凄く込み上げてくるものがあります。
新開さんへのポリグラフ検査を巡って、新開さんが検査を止めることを希望しても強行しようとしてしまった土門さんを止めようとして止め切れず、検査結果を捜査の対象から除外した榊さん。そして、捜査の対象でなくなり捜査とは無関係となった資料を事件関係者に提示して、ひとの心をときほぐし、ひとの心に寄り添ったマリコさん。この伏線回収自体も小気味よくお見事ですが、何よりも、マリコさんの成長が嬉しい。今のマリコさんを、木場さんに見せてあげたいような、木場さんが亡くなっていて永遠に知ることはできないからこそ意味があるのか、複雑。
今シーズン、まあ、正直、微妙な通常回もあったけど(笑)それは、毎回満点を取るんじゃなくて、シーズン全体で平均60点合格を目指す連ドラなら、ある意味当然のこと(毎回満点近い高得点を叩き出すドラマは、ぶっちゃけ受賞レベルです)。シーズンのテーマの一貫性は昨シーズンよりあったように思えました。テレ東の旧金8枠みたいに、シーズン通してひとつの巨悪や謎を追っていくタイプの作りじゃないので、どうしても中盤中弛みになりますが、斬新さはなくても、こういう王道ドラマは大事にしたいです。
今シーズン、遂に私は1作も「こばマリ後日談」を書きませんでした。それは、木場さんの回想や腕時計がなくても、しっかり木場さんの存在を感じられるシーズンだったからです。二次屋としてはちょっと寂しいのも本音ですが、でも、これで、良かったんですよね(^^)今シーズン、全話リアタイできて、楽しかったです! -
2024年09月11日 10:49◾️科学は薄情
予告内で確認されているゲストキャラの新開さんの台詞に「科学は冷たい」という主旨のものがありますが、冷たいも何も、科学捜査に限らず、捜査や鑑定に私情を持ち込まないのは大前提なんですけどね^^;捜査も鑑定も真相を知るためにするものであって、それ自体は誰かを救うためのものではない。1話から一貫して「友を救いたい」という言わば私情で行動してる感もある新開さん、友を思い上司に憧れ犯罪を憎みながら自身の警察官としての信念と向き合ってきた蒲原さんや木島さん、権藤さんと比べると、随分と「若さ」というより「幼さ」が強調されている印象ですが、それもまた、意図的な演出でしょうか。
S1序盤での木場さんは科学捜査に対しても、榊マリコという科学者についても、決して好意的ではなかったけど、進藤さんには「冷たい女」とマリコさんのことを表現していても、S1で共に行動するうちに終盤ではマリコさんのことを「あんたにもひとの心がある」と認め、マリコさんもまた、そんな木場さんから、ひとの心を教わってきた訳ですね。出逢いから25年経ち、成長したマリコさん。今のマリコさんのことを見て、木場さんが何をどう感じるのか。それを想像することは結局、科学捜査とは何か、警察官とは何かを考えることなのですね。 -
2024年09月08日 11:29◾️新たな金字塔
度々語っておりましたように、私にとって、「科捜研の女」唯一無二の神回といえば、S3-5(木場回)です。このお話は、木場警部の刑事としての在り方に加えて木場俊介という男の在り方、そして、人間性を掘り下げているだけでなく、科学者としてのマリコさんの在り方もしっかり描いており、「科捜研の女」というタイトルのドラマにこれほど相応しいエピソードは無いとジャンルを離れた今も思っております。私にとって、金字塔ですね。映像的演出も秀逸。全てのバランスが絶妙で、素晴らしい。
そして、必ずしも「『科捜研の女』の神回」であるとは言えないけど、『新』以降のエピソードで限りなくそれに近いお話を挙げろと言われたら、私は、先日放映されたばかりのS24-9を強く推します。私が女優の松下由樹さん、および篠宮小菊刑事のファンだからそのように申し上げるのではありません。刑事の捜査とは何か、そして、刑事の捜査と違うやり方で真実を明らかにする科学者の捜査とは何か、ということを限られた尺の中で絶妙な匙加減で描いたお話だから推すのです。ゲストの篠宮さんの盗犯専門の刑事としての延長線上に、篠宮さんの人間性の描写がきちんとなされているのも素敵。篠宮さんと科捜研の職務上の必要性を超えて必要以上にベタベタしない距離感も良く、最後、君嶋さんのランチの誘いをあっさり蹴るところも好き。
盗犯は「目」が命、ということで、このお話では篠宮刑事を通して「刑事の目」が描かれる訳ですが、私が最も感動したのは、最後、凶器の特定に至ったのは、他ならぬ土門刑事の観察眼による気づきだったという作りです。ゲストキャラの篠宮さんの描写に終始するだけじゃなく、刑事の「目(時には、勘)」から芽生えた違和感を有耶無耶にせず「気になっていることがある」と科学者に伝える土門さんまで描いてくださったことに、私は感謝します。
S3-5も、S24-9も、どちらも戸田山さんの脚本なのは、偶然か、必然か。「古い科捜研が好き」「旧時代のマリコしか受け付けない」と仰っている(仰っていた)方にこそ、このお話は、Tverの見逃しなどでぜひご覧になって頂きたいです。懐かしのキャラの再登場や、過去映像がなくても、「科捜研の女」ってどんなシリーズなのか、旧時代から一貫して変わらないものを、S22で枠が21時台に移行してから初登場した篠宮小菊という刑事が、私に教えてくれました。これこそ正に、新たな金字塔です。

