つめもの
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2021年01月26日 14:10わとり いずみくん 夢でもモブでも
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出水にクマができている。ただのクラスメイトでありボーダー隊員でもある出水との接点はほぼないに等しいにもかかわらず、そんなことに気が付いたのはただの偶然だった。前を見ずにぼうっと歩いていた時にぶつかっただけ。つまり、むこうもぼうっとしていたのだろう。最近はあまり任務だなんだと休むことも少なく、普通に学校にいたと思ったがもしかしたら放課後に任務が多かったのかもしれない、と思わず心配してしまうくらいにはひどいクマだった。一緒にいる米屋なんかは普通の顔をして笑っているものだから、大変なんだな、と思うくらいだった。
それからしばらくして、出水がしばらく防衛任務で学校にこなくなった。一週間以上なんて長期間、これまでなかったのでびっくりしたのを覚えている。米屋だって一年の時に同じクラスだった三浦だって、こんなに長い期間の欠席はなかったはずだ。ふと疑問に思ったのは最初の二、三日だけで、あとは特に気になりもしなかった。
そうして空いた席も気にならなくなった頃、出水は元気に登校してきた。目の下のクマがまだそこにあったことに気が付いたのは、久しぶりに見る顔に違和感がなくなってから。そういえばクマがあったな、などと思いだせるくらいには登校していた。能天気そうに見えて意外と気にしいなのだろうか、なんて思ったところで、出水と会話することなんてないんだから関係ないのだけれど。
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2021年01月25日 21:01ペダル 雪成 指輪みてしまったので
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「雪成あんたこの指輪……」
「げっ、あんたぜってぇ見ないと思ったのに! なんで見てんすか!?」
「いや知らせてくれる友人がいてね? なにこれかわいいね?」
「くっ……絶対バカにされるから知られたくなかったのに……!」
「これは買った方がいいの? 飾る?」
「もう指輪あげたじゃないっすか……」
「いやでもこれは飾るべきでは?」
「あんた、指輪ラッシュとかいってなかったですか?」
「くっ……そうなんだよね……やっぱり指輪たくさんあるの飾るのに手の置物みたいなの買うべき?」
「どうして着地がいつも妙な地点なのか」
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2021年01月25日 20:57さいどえむ 龍くんと幸運の子 夢だよ
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ぽぷますから
「今度他の事務所と一緒の仕事があるんだけど、他の事務所にも俺みたいな不運な子がいるんだって! 危なくなる前に救助できるように、って準備したいんだけど、一緒に準備してもらえる?」
「いいけど……邪魔にならないかな?」
「俺一人でやったら壊れてた~とか、足りなかった~とかありそうだからさ。……いい?」
「うん、もちろん!」
笑ったキミの顔をみてたら、何でもできそうな気持ちになるんだ!
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2021年01月25日 19:16わとり 木賊蜜柑
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技術者の制服を着た人と柚宇さんが抱き合っているのをみて、さっと曲がり角を戻った。うわー、ボーダー内恋愛って少ねえんじゃねえの? とそっと角から二人を覗く。……ん? あの後ろ姿……って。
「真央さん、柚宇さん、なにしてんすか」
真央さん、技術者の制服が男性用のズボンだし、身長高め(風間さんよりははっきりと高い)だし、普通に男に見えた。びっくりした。よく見りゃ首は細いし柚宇さんが抱き締めてる腰も細いんだけど、びっくりしてすぐ引っ込んだから覗かなきゃ気付かなかっただろうな。
「おーいずみくん」
「真央さん補充中~」
なんすか、それ。なんて笑いながら柚宇さんが少し羨ましくなる。真央さんスキンシップ多い方だけど、さすがにハグは女子としかしない。いや、男としてたらめちゃくちゃに嫉妬するからいいんだけどさ。
「真央さん、男物の制服だから柚宇さん彼氏いたのか!? ってビビりましたよ。廊下はやめてくださいね」
「あ、そうかこれ男物か。スカートが嫌でズボンにしてもらったからさ~」
「真央さん、すぐ椅子の上に足のせるもんね~。制服タイトスカートだから無理そう~」
「そう、まさしくそれが無理だったのでズボンを所望した! ズボン万歳!」
柚宇さんの頭を撫でながら笑う真央さんは、茶目っ気たっぷりにウインクした。似合うけど。
「技術者勢すぐ椅子の上に足乗せますよね。アレなんなんすか?」
「うーん、考えてると自然と足が上がっているというか……いや、研究室でも半分以上あぐらかいてたり立て膝ついてたりするから、たぶん技術者が社会不適合なんじゃない?」
「それ、真央さん自分含まれてますけど」
「まあ真央さんすぐご飯食べないし不適合感ある~」
「柚宇ちゃんひどい! わたしはゲームで徹夜はしません!」
「え~研究で徹夜するからどっこいどっこいじゃない~?」
そんな言い合いをするのも抱き合ったままで。廊下から隊室に移させるにはどうするか、と頭を捻った。
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2021年01月17日 17:09わとり 木賊蜜柑 いずみくん
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じりじりとトリオンが削られてゆく。でも、削られている以上に削っている自信があった。トリオン量はこちらの方が上、ジリ貧だとしても向こうが落ちる方が先だろう。
それでも止めを刺すために変化弾の弾道を逃げていきそうな方へと引いていく。弾道通りに放って少し時間を置いてから通常弾を追加で放てば完成だ。しっかり仕留めたら、次は──。
バチン、と音をたてて衝撃が襲ってきて、気が付くと緊急脱出用ベッドに転がっていた。やってしまった。ハァァ~、とため息を吐くしかできない。
「むず……」
うまくいかなかった。なんだってうまくいくわけではないけれど、それでもうまくいくと思ったのに。どうしたらいいのか、考えられそうにない。
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2021年01月12日 15:16わとり 夢 木賊蜜柑
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ビュウ、と通り抜けた風が身を震わせる。トリオン体なのだから、別に寒くはないのに。ただの習慣だろうか。
そんなことを考えた防衛任務から戻って換装をといた。真央さんに会うなら、トリオン体ではなくて生身がいい。理由はいくつか挙げられるけど、結局のところ、換装しているとすぐにブースに放り込まれてしまうからだ。研究に目をキラキラさせている真央さんはかわいいし、話すだけならいくらでも話してくれていいんだけれど。
真央さんは技術者(エンジニア)だ。メインはトリオンそのものの基礎研究で、趣味でトリガーを弄っている。前にハウンドの視線誘導の機構を少し弄って大変なことになり(詳細は割愛、というより聞いた人全員が視線を逸らすというなかなかの結果だった)、基本的にトリガーへの対応は禁止になったらしい。それでも弄っては試し(他人に試させ)、たいそう楽しんでいるのだが。鬼怒田さんも甘いものだ。
それでもおれはトリガー改造の際、いつも真央さんの所へ行く。楽し気なのもそうだけれど、おれのことをくみ取ってくれるのが一番高いのだ。まあ、真央さんが暴走して最初に意図したこととは完全に別物になったりもするのだけれど。それはそれとして。
今日は両攻撃(フルアタック)から両防御(フルガード)へのシフトにかかる時間の短縮のため、いくつか相談していたものの結果を聞きに行く予定だった。だから、おれは防衛任務のあとはすぐに抜けるはずだったし、そう言ってあった。それなのに! 太刀川さんときたら溜めに溜めたレポートを後輩に手伝わせようとするとか、戦闘以外はやっぱりどっかおかしいんじゃないだろうか。全力で逃げてきたし、唯我が捕まろうと知ったこっちゃないが、うっかり真央さんに溢してしまうのは避けたかった。真央さんのあのめちゃくちゃ残念そうな顔、本当にしんどい。同情するなら付き合ってくれ、なんて頭の端で思うけどもちろん口になんて出さないし出せない。惚れた方が負けなんて、よく言ったもんだよな。
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2021年01月11日 21:03この間も書いたわとり技術者夢ネタを「木賊蜜柑」シリーズと名付けた 銘柄みたいだな
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とくさみかん、と読む。襲の色目のひとつである木賊が夢主イメージ、いずみくんがみかんです。そのまま。
雪成の先輩彼女みたいに適当な会話シリーズにしたかったんだけど、この設定だとあんまり向いてなさそう。
脳内設定ありきで断片吐き出してるから、読んでる方はとんちんかんな気がするな。まあいいか。
「おっ、みかんあんじゃん。真央さん、これ食っていいの?」
「実家からみかん送られてきたのでお裾分け~、というか家にあっても仕方ないので持ってきた。出水くんはもちろん、みんなも食べてね」
「やった! サンキュー真央さん!」
「出水くんみかんすきだねぇ」
「めっちゃすきっす! うまくない?」
「これ、甘めの品種でジューシーなんだよ~。これはおいしくてすき。……はい、出水くんお茶でよかった?」
「ありがとうございます。大丈夫っすよ~。……はぁ、うめえ」
「そらようござんした」
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2021年01月05日 19:392018/11/22のわとり夢 技術者設定のやつ
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なんかタイトルつけとかないと自分が迷うし日付覚えてられないのでなんかつけたいと思いつつ全く思い浮かばないだよな 知ってた
「あ、まおちゃんはエネドラッドと会話する?」
「エネドラッド? ああ、あのツノ移植したラッドね。うーん、そうでもないかなぁ。雷蔵さんが映画見せてるときはたまに覗くけど、それくらい」
「ふむ。それじゃあ──」
「真生さーん、あんね……て空閑ぁ?」
「どうもどうも」
「あれ、出水くんだ。どしたどした~?」
「柚宇さんみたいな……て、そんなんはどうでもいいんすけど。この間の話──」
「まおちゃんまおちゃん、おれ行くよ。ありがとうございました」
「あれ、もういいの? こっちこそありがとね~またおいで」
「うん、じゃあね」
「ばいば~い」
がしゃん
「……真生さん、空閑と仲良いの?」
「うーん、仲が良いというか、サイドエフェクトをあてに来てもらってるというか……それで餌付けをだね……」
「真生さん、後輩に餌付けするのすきですよね……」
「言わないで! ……ほら、出水くんも食べる?」
「まあ、いただきますけど」
笑いながらもらった菓子の味はほんのり苦かった。
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2021年01月03日 21:15mha しょーとくん 夢 Dabih
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「先輩、おもちいくつ入れます?」
「みっつ。おまえは?」
「わたしはー……ひとつにしておきます。さっきのおせち、食べすぎちゃったので」
「おっ、そうか。まだ食える」
「すごいですねー……あ、暮れにいただいたローストビーフまだ残ってますよ。出しますか?」
「いいか? 悪ィ」
「大丈夫ですよー。もりもり食べてこのあとの勤務も頑張ってくださいね」
「おう。事務所は任せたぞ」
「はいっ!」
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