最終更新日:2023年06月23日 16:45

つめもの

非会員にも公開
夢葡萄CPなしごっちゃり 雑多によろず 小ネタとSSS 校正しないかつ読み返さないので誤字脱字衍字誤用重複表現矛盾その他オンパレード
  
  • 2020年12月31日 12:32
    ペダル 雪成 夢 いつもの
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    「ゆきがハゲた……」
    「は!? オレどっかはげてます!?」
    「いやおまえではなくて。この子……後ろ剥げてしまった……」
    「あんた……黒猫モチーフのもの全部オレの名前で呼ぶのやめてもらえません……?」
    「やなこった! ぜんぶゆき!」
    「ハァ~~……」(まんざらでもない顔)

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  • 2020年12月28日 13:45
    わとり 佐鳥 夢で見た話だが夢ではない モブ視点
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    「なあ佐鳥、あの子」
     広報部隊・嵐山隊の隊員である佐鳥は、同い年のボーダー隊員の中の誰よりも顔が広い。それだから、ついつい気になる子の情報を聞いてしまう。まあ佐鳥本人も女の子好きで、情報収集を怠らないからかもしれないけど。
     ニヤリと笑った佐鳥は、三門に越してきた珍しい子だよ、と声を潜めて言う。ボーダースカウトで三門にやって来た子。それじゃあ、きっとなんなすごい才能があるんだろう。かわいいのに才能まであるとか、俺じゃ相手にしてもらえないかも。
     というか、俺が話しかけただけで情報くれるとか、佐鳥はサトリの才能まであるのか、なんてギャグみたいなことを考える。よく見てるから、佐鳥は気が利くタイプなんだけど。
     そうやってあの子の情報を手に入れて、俺はこっそりほくそ笑んだ。振り返った先の佐鳥はもうどこかにいなくなっていて、よっぽど急いだ用事があるのかと疑問が過ったが、そんな疑問はすぐに消えてなくなった。

     くそ、くそ、くそ、くそっ! 佐鳥から聞かされた情報のひとつも合ってなかったせいで、不審な目でみられた! 佐鳥がガセを掴んだなんて信じられない。俺に嘘をついたんだろう。すげえ仲が良い訳じゃないけど、悪いわけでもないのに。
    「佐鳥! この間の……!」
    「えっ!?」
     ぎょっとした佐鳥は、俺の話を聞くうちにものすごく不思議そうに首をかしげた。とっきー、と時枝を呼んで目を見合わせる。
    「オレ、この間とっきーと一緒に広報で学校いなかったよね?」
    「あの日だよね? あの日なら、佐鳥と言わずほとんどのボーダー隊員が本部に居て、学校には誰も来てないはずだよ」
     は、と声に出たのは俺だった。時枝は手帳を開きながら、「やっぱり嵐山隊全員で広報の日だね。少なくとも、佐鳥は来てないよ」と頷く。どういうことだ?
     佐鳥のニセモノに会った? でもあれはどう見ても佐鳥だった。声だって、表情だって。──でも、目を離した一瞬のうちにいなくなった。きっと急いでいたんだろう、なんて思っていたけれど、あそこは俺がいたところしか外に繋がっていない。消えていなくなったのかもしれない、なんて、アレはなんだったんだ?
    「えー、もしかして佐鳥のソックリさん見た?」
    「見た、というか、佐鳥だと思って会話したというか……」
    「あ」
     ふと思い出したように声をあげた時枝を、佐鳥と一緒に振り返った。時枝はあんまり表情が変わらないから、たまに怖いときがある。今がまさに、その怖いときだ。
    「ドッペルゲンガー」
    「ドッペルゲンガー? あの世界に三人はいるというソックリさん?」
    「違ぇよ、それは普通に顔の似た人は世界に三人存在するってやつで、ドッペルゲンガーは……ええと……」
    「本人が見たら死ぬ、とか言われてるやつ」
    「ええ!? オレそんなの見て死ぬなんて嫌だよ!?」
     ぎゃいぎゃいと騒ぎ出した佐鳥に引きずられて周囲の空気は元に戻ったが、それでも俺の嫌な感じはぬぐいきれなかった。それでも、どこか安心していたのに。
     嫌な感じがぶり返したのは、ドッペルゲンガーは喋らないということを知った時だった。一体、なんだっていうんだ。どうしようもなく嫌な汗が、背中を滑り落ちた。

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  • 2020年12月26日 19:56
    サヨナラsummer holidayが類くん主演映画の主題歌の世界線に生きたい人生だった
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     夕陽に照らされた髪がきらきらと光る。瞳は海が反射した夕陽を映して、宝石を詰め込んだよう。微笑むその唇とは裏腹に、瞳は切なげに細められた。
     この別れがすべてではない。ぼくたちの時間はこれからは重ならないけれど、これまで重ねた時間も想いも無駄ではないのだから。この別れが、これまでの想いを『恋』にするのだ。
     風が髪を乱雑にかき乱す。君に届いたはずの『さよなら』は、ぼくの胸にも届いた。君が幸せになるように、そう願えるようになったのも、きっとその言葉のお陰だろう。
     ふたりの重ならない時計の針の音が、ぼくの耳の奥に響いた。

    「ね、どうだった?」
     笑った顔に、切なさはもう見当たらない。あの曲を歌うときや、映画の中の役柄とは全くちがう、底抜けに明るい笑顔がまわりを照らした。

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  • 2020年12月23日 19:51
    わとり いずみくん 夢ではない
    町並みはうつろ
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     警戒区域は人気がない。いたとしても警戒中のボーダー隊員か侵入した一般人くらいなもので、襲撃さえなければ静かなものだ。この間の襲撃で壊された家はそののままで、狙撃手たちは射線が通るというだろう。道路の瓦礫はあらかた撤去されてはいるが、家の中が見えている個所も多い。
     弾道を引きながらひっそりと考えたのは、警戒区域以外にも人がいないかもしれない、などという世迷い言だ。ここにいるのはおれと近界民だけで、オペレートしてくれている結宇さんやたまに指示を飛ばす太刀川さんですらどこか別の場所にいるのではないかなんて思ってしまう。そんなことはないのに。
     ──そう、そんなことはない、はずだ。
     コイツを倒して緊急脱出をすれば、いつもの作戦室に戻って、結宇さんが笑って「おつかれ~」なんて言ってくれるはずで、そうしてモニタ越しに太刀川さんを見て「やべーな」なんて言っておれも笑えるはずで。
     レーダーに映っているのだ、絶対にそこにいるのはわかっている。それなのに、警戒区域は門が開いた先のようにうつろに見えて、そうして。
     バイパーが近界民を貫いてゆく。「おつかれ~」と結宇さんからの通信が入って、今日はもうこれで終わり。トリガーオフして私服に戻ったら、自分が立っている場所がわからなくなった。本部に帰らなければ、と思うのに足がうまくすすまない。この世界は生きているはずなのに、どうしても門の先を想像してしまう。
     警戒区域の静けさが、じとりと背後から迫った。

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  • 2020年12月22日 20:48
    わとり いずみくん 夢
    さよならは手紙にして
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     次からは手紙にしてほしい、とそう言ったら公平は変な顔をして眉をつり上げた。だって、遠征のたびに言いに来られるのもつらいのだ。毎回、遺言みたいな──というか、まさしく遺言だろう──言葉を律儀に言いに来る公平の顔を直視するのが。どんなこと考えて言ってるんだろう、なんてぼんやり思うようになったのは最近だけれど。
     手紙なら、最悪の事態になってから開けばいい。そうでないなら、破棄できる。これだけ死線を潜り抜けて帰ってきたんだ、と安心できるから。──その言葉を、目にしないでいられるから。
     いつも、帰ったあとに涙がでてくる。公平がいるあいだには涙なんて気配もないのに、帰って、一人の部屋に入ったとたん、ぼろぼろと壊れた蛇口のように止まることなく涙がこぼれ落ちて。死ぬかもしれない、なんて。三門市にいればそんなに他人事なわけでもないけれど、覚悟ができているわけでもない。ボーダーだって、万能なスーパーヒーローというわけではないのだ。
     そう簡単に死ぬだなんて思っているわけではないし、信じていないわけではもちろんない。それでも心配になるのは、苦しくなるのは、どうしようもないことだった。

     公平は、次の遠征からは律儀に手紙をもってきた。そういうところ、妙に素直なんだよな。その手紙を受け取って、机の抽斗の一番下に入れた。やっぱり、涙は涙腺が壊れたようにあふれでる。どうか、この手紙を開封することがありませんように。そう祈ったのは、手紙越しの公平へだった。

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  • 2020年12月21日 12:49
    最終決戦前 ジューダス 夢ではない
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    煌めきに騒めく

     風をはらんでふくらむマントをそっとどかしてみた先は、青く晴れた空だった。これは、彼らが『命』を賭して得た空だ。仮面の粒子が太陽を反射して煌めく。この光景こそが正史だ。そして――僕がみる権利も、なかったもの。
     そうして得られた空は、また脅かされていた。正さねばならない。それは、僕の一部であったようなシャルが得たものであるからなのか、それともスタンたちが守った世界であるからなのか。きっとどちらも正解で、どちらも不正解だ。
     正しく空を得ることで、僕は断ち切れる。僕の償いにはならないけれど、安心してここから存在を消してしまえる。そうやって、僕は消えてゆきたい。
     この旅を一緒に過ごした仮面だけが、太陽に反射してカイルたちを照らした。きっと、こいつだけでも、いつか出会える道があるのだと、そう信じて。

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  • 2020年12月18日 13:20
    夢で見たのを書きたかったのに結局思い出せなかったのできざはしの坊っちゃん書いた
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     僕らはいつだって二人でひとつだった。どこにいたってどんな状態か我が身のことと同じようにわかっていた。だからこそ僕らは互いの監視につかなければならなかったし、それでも僕らが一緒の道を歩んでいることだけが救いだった。行く先は同じ、そう僕らの破滅だ。
     どこまでもどこまでも、僕らは一緒だった。つらくても、苦しくても、感情を同じにする半身がいればこそ乗り越えられた。そう、僕らはいつだって二人でひとつだったんだ。
     それなのに、僕らは分かたれてしまった。二人でひとつだったのに、僕らは一人と一人になった。どうしようもない事実だけが僕の前に立ちふさがる。どうしようもない、僕らは再び二人でひとつにはなれなくなってしまったのだから。それでも、僕は生きてみようと思えた。彼女がいる世界を、ひとりにはできないと思ったから。もう半身でもなんでもない、他人になってしまったけれど、十六年間ずっと一緒に生きてきた彼女がひとりになってしまうのだけは避けなければならないと、そう思ったから。彼女が先に死んだあのとき、僕は初めて一人だということを感じた。そう、初めてだ。ずっと感じていたものを感じないのは、こんなに不安でしょうがないのかと、嗤った。いまだって感じている。でも、彼女は生きている。だからこそ、僕は生きていなければならない。

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  • 2020年12月17日 08:30
    夢ネタ 忘れないうちに
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    寝てるときに見る方の夢で見たやつ

    ・シンクさんで砂の器 いくら注いでも砂なのでこぼれていくから焼いて陶器の器にしてくれって話
    ・何度生まれ変わっても同じ道を選ぶジューダスが本当に何度もD→D2を繰り返す話→過去をたちきるのが三周目以降なのでそこら辺で過去は過去になるのだろう
    ・レイズ世界は具象化されてるわけだけどそれって性格や自我まで受け継いだレプリカとかわらなくない?と思ってしまったのでシンクさんが生きてるか心配になったのでどうにかしたい話 昨日のトリップ夢主も具象化して平和に暮らしてほしいがたぶん無理だな……やっぱり死ぬのかな……
    ・幸せな夢を見てから起きたリオンくんが夢だったので絶望する話

    ジューダス以外はヤンデレ素養が高すぎるんだよなあわたしのテイルズの推し……(リッドハーシェル、シンク、エミリオカトレット・リオンマグナス・ジューダス含む坊っちゃんたち)(リッドさんはリファラ至上主義というかファラじゃないとダメなので夢は無理だったんだが)

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  • 2020年12月16日 20:26
    TOA シンクさん 夢
    設定あり
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    むかーし作った設定
    トリップ夢主だが、豪速視で記憶を忘れていく。名前すらも思い出せない。言葉は魔物の言葉と同じだったのでアリエッタにいろいろ教えてもらう。視力が弱くて色と動きで判別している。くらいか

     じっとりと緑色がこちらをねめつけているようだ。そんなに睨まれたって、どうしようもないのに。
    「******」
     何をいっているのか、まだわからない。少しだけはわかるようになったけど、それでも桃色がいないとやっぱりさっぱりだ。首をかしげると、緑色はため息をついて肩を下げる。通じないのがわかってるのに、根気強いことだ。
     この間から戦いの方法を教えてくれている緑色は、それでも真似しやすいようにゆっくりと発音してくれることがある。優しいのだろう。

     どうみたって同じには見えなかった。なにしろ、ほとんど見えていないのだから。まあ冗談はさておき、詳細が見えていなくても見えるものはある。雰囲気だとか、オーラだとか、所作だとか。ほとんどわたしが人を判別するためのものだけれど、そういうのは大事だ。
    「同じ? ううん、にてるところ、探す方が大変、です」
    「アンタの見てる世界なら、もう少し楽だったかもね」
     そう言うと緑色──シンクはおかしそうに笑った。ほとんど見たことのない、珍しい雰囲気。それがなんだか嬉しくて、わたしも笑った。

    最終的にはptメンバと戦って一緒に死ぬんですけどね

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  • 2020年12月15日 12:26
    坊っちゃん 夢
    を夢で見たのに忘れたので頑張って思い出してみたけど全く違うものになった
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     彼女は殺してほしいと笑った。今まで見た中で最も美しい顔で笑って、僕に殺してほしいと願った。僕は、それをかなえることもできなければ、いやだということすらもできなくて。彼女の体温が腕の中で冷えていく。あたたかかったはずの、やわらかかったはずの体は、もう冷たくて、かたくなって、そうして。
     僕はどうすればよかったのだろう。彼女さえいればよかった。そのはずだった。それなのに、殺してほしいと願う彼女の願いを否定することもできなくて、どうすることもできなくて、ただ、小さくなってゆくともしびを見つめることしかできなかった。
     目を閉じたときに浮かぶのは、いつもの消えてなくなりそうな笑顔だ。最期の、最も美しい笑顔ではない。どうして、それをとどめられないのか、そんなの自分が一番わかっていたんだ。

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  • 2020年12月13日 17:28
    ペダル 雪成 夢
    これはほとんどice-blueとしてまとめてる先輩彼女
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    「あたまがいたい」
    「薬は? のんだんすか」
    「のんだ……まだきかない」
    「ほら、じゃあブランケットかぶってうとうとしててくださいよ。その間に夕飯作っとくんで」
    「うっありがと……ゆきがいなかったら生きてない気がする……」
    「まああんた一人暮らしなんか絶対できないタイプっすよね。大学の時どうやって一人暮らししてたんすか?」
    「一日一食(じゃがいもだけ)とか、学食だけとか……?」
    「……本当によくいままで生きてたっすね」
    「世界に感謝」
    「(なんかちがう)」

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  • 2020年12月11日 17:23
    Sadalmelikネタ もう一個
    モブ視点
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     ジャーファルさまはお仕事ができて、それでいて八神将を務めてらっしゃらるだけあってお強くて、シンドリアのために尽くしてくださっている上にお優しいときている。そんなジャーファルさまは、女官の間……だけとは言わず、一般の女性にも人気があり、シンドバッド王ほどではないにしろあの方にけそうする人は多い。
     でも、ジャーファルさまに想いを告げることもなく淡々と想っているだけの人が大多数を占めるのは、ジャーファルさまの心が開かれている気がしないからだろう。ジャーファルさまの冷たい目は、私たちが本当に仲間なのか疑っているから。私たちには、その目を暖めることすらできない、そう思っていた。

     そんなジャーファルさまの目が、暖かくなることが増えた。これまではシンドバッド王や八人将の前でしか緩まなかった瞳が、ふとした瞬間に緩むのだ。
     柔らかい表情に、柔らかい声、暖かな瞳、そんなジャーファルさまなんて、知らない知らない知らない知らない。
    それはきっと、ジャーファルさまの部下がさせているのだろうと専らの噂であり、私たち女官の間では入れ替わり立ち替わり見に行くことが最近のブームである。部下なのだから仕事をしていることが殆どで、そんな瞬間を覗けることなんてないのにそれでも私たちが足を運ぶのは、ふとゆるんだジャーファルさまが見られるからだろうか。
     お二人でお食事をとってらっしゃることもあるし、うまくすれば――、というものだ。そんなお二人は初々しい恋人同士のようにも、熟年の夫婦にも見えてくるのだから不思議である。互いが互いを優しい瞳で見やり、視線が合ってしまえば慌てて伏せるのだから可愛らしいものだ。

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  • 2020年12月11日 17:14
    magi/Jafar
    サイト在中Sadalmelikネタ 発掘という名にふさわしく発掘した話 多分クリスマスネタだった
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    「知ってるか、今日は異国の地では偉人の生誕を祝った聖誕祭を開くらしいぞ」
    「はいそうですか、こちら明後日までに処理していただく書類です」
    「無視か!」
    「あとこちらが年末までに処理していただく書類ですね、ではよろしくお願いいたします」
     頭を垂れ、退出しようとすればジャーファルを呼んでこい! と怒鳴られる。あきれた視線を向けたはずなのに、一瞬だけたじろいだあと、ひどく眉間にしわを寄せて呼んで来いと重ねて言われた。
     はぁ、とため息なのか返事なのか曖昧なものを残して私は執務室へと踵を返す。
    「というわけで、王が呼んでおります」
    「……はぁ、すいません」
     げんなり、という顔が最も似合うような顔で、ジャーファルさまは王の執務室へと足を向けた。

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  • 2020年12月10日 15:49
    きざはしシリーズ ネタ
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    D2編に夢主いなくてもよくない?みたいな気持ちになった話。
    いや、同じ世界だしと思うけど、D編ptメンバとはほとんどかかわりないし、リオンほど裏切り者インパクトはないと思うんだよな バルックとかイレーヌとかよりも関わりの薄いレベル
    夢主のいないところで一人になってしまう坊っちゃんも必要なのではと考え始めたというだけである
    ひとりでずっと夢主を探し続けるジューダスもなかなかの地獄で良さげだとおもいます(ひどい)

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  • 2020年12月09日 12:44
    きざはしシリーズ 坊っちゃん 夢
    なんかまとまりなくなった気がする
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     じっとりとねめつける視線は、揺らぐことがなかった。『今』は双子ではないので気持ちがわかることもないはずだが、それでも彼女の気持ちはぼんやりと理解できる。
     抱きしめることも、手をつなぐことも、その頬をこすりあわせることも、昔は互いによく行っていたものだ。それをわずかながらも躊躇するようになったのは、この身が――というよりも彼女の身が『半身』ではなくなってしまったから。中身だって、造形だって、色彩を除けば知っている半身そのものなのにもかかわらず、いやに躊躇してしまった。『家族』では、なくなってしまったからかもしれない。
     そう、僕らは二人だけの家族だった。どんなにシャルが兄のように存在していたとしても、どんなにマリアンが母や姉のように存在していたとしても、僕らは二人だけの家族――いいや、家族よりも近い、自分の身と間違うほどの半身。彼女が怪我をすれば自分の身が怪我をしたかのように痛かったし、僕が怪我をすれば彼女が怪我をしたかのように痛がった。僕らは、二人でひとつだった。
     彼女の身が『半身』ではなくなってしまった途端、僕はまるで出口のない迷路に放り出されてしまったかのような絶望感に襲われた。これまでわが身のことと同じように感じられた『半身』の存在が、一気になくなったのだ。きっとたぶん、だれでもそうなるだろう。僕は途方に暮れた。
     ぽっかりと空いてしまった半身の場所は、それでもやっぱり彼女が埋めている。その身に流れる血は異なっても、やっぱり半身のものだから。
     僕は、唐突に理解したのだ。『半身』は別の存在だと、一人の人間なのだと、僕は、一人で成り立ってしまうのだと。怖くなった。どうして、僕らは一人になってしまったのだろうか。僕らは、二人でひとつだったはずなのに。彼女は、怖くないのだろうか。『半身』がなくなってしまったのに。
     そうして得た見解は彼女が別の人間だという確証で、よっぽど悲しくなった。彼女は一人で生きてきたのだ、僕の半身になる前に。その事実は、僕を奮起させた。
     彼女は僕の『半身』であるとともに別の人間で、そうして――僕の存在とは関係がなくなってしまうことがありうるのだと。抱き寄せてかき抱いたその身は、やっぱりどこか『半身』とは違っていた。
     僕らが別の人間だと、確かに認識をしなければならない。そうしてやっと得られた居場所は、それでもいとも簡単に崩れ落ちる。僕らは別の人間だ。そうつまり――一緒にいる理由がない。
     そして、僕らが半身になる前に生きてきた彼女には居場所がある。僕の隣ではない場所で、彼女は笑っていた。なぜだろう、そんな些細なことで、僕はただひたすらに苦しくなった。
     僕からすべてを奪った男は、この世界にはいない。それなのに、僕の半身ですら奪っていくのか。
     そう思ったら、カッと目の奥が熱くなって怒りに震えた。僕らは兄妹だった。でもここでは、この世界では、僕らはなんの関係もない他人だ。そう考えると、僕らは別の形で家族になればよいのではないかとひらめいた。
     僕らが一緒にいられるように、僕らはずっと一緒だ。

     彼女が幸せになろうとしないことに腹が立った。それなのに、僕の隣から立ち去ることをしないのだから、僕はどうしていいのかわからなくなる。好きな男がいることに妙にいら立つが、いつか僕のもとから立ち去ってしまうからかもしれない。
     そうしてひらめいた。僕が彼女を幸せにするのだと。僕は彼女さえいればいい。彼女が幸せに笑っているのなら、大丈夫だろう。そうだ、なんで考えもしなかったんだ、僕が幸せにすればいいんだ。
     僕の隣で幸せそうに笑って、そうして、昔みたいにずっと一緒にいられればいい。僕は誓う。彼女を幸せにすると。彼女としあわせになると。
     そうして僕は彼女の額に唇を落とした。びっくりとしたように瞳を見開き、そのあと、じとりと僕をにらむ。じっとりとねめつける視線は、揺らぐことがなかった。

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  • 2020年12月08日 19:17
    久しぶりに読み返したらあまりにも好みだったので再掲しとく。
    ペダル 雪成 夢 だけど荒北しかでない夢主のほぼ独白
    「それ以上踏み込まないで」
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     キラキラと光を反射して輝く銀色は、その色のせいだけではなくひどく目を引いた。ぼうっと外を眺められるのは今が自習の時間だからで、都合のいいことに<彼>がいるクラスが体育でグラウンドにいるからだった。
     誰よりも楽しそうに、そうして誰よりも活躍している<彼>は、わりと仲のいい友人によくなついている一つ年下の後輩だ。半年前くらいまではよく噛みついていたのに、今となってはとてもよくなついていて、本人はわかっていない気もするが友人がひどく可愛がっているようでたびたびクラスにやってくるのを見かける。
     何故<彼>がこんなにも気になるのかと言えば、登校時のスクールバスから朝練なのか走っているのを目撃するからか、よく友人のところへとくるからなのか、──そんなことじゃないのはわかっていた。
     笑った顔が可愛い。ただ、それだけだった。
     いつだか見かけた自信に満ちあふれている笑顔ではなく、自慢げな笑顔でもなく、単に友人に頭をぐしゃぐしゃと撫でられたときの大人っぽい外見とはかけ離れた子供のような笑顔が、ひどくかわいくて──まったく知らないと言ってもいいはずの子が、愛しいと思えてしまったのだ。
     こんなこと誰にも言えるはずなくて、でも察しのいい友人はメンドクセェと言いながら<彼>と一緒に出る試合を見に来るかと誘ってくれるようになったのは誤算だった。友人──荒北という男は、こちらが気付いてほしくない時ばかりよく気付く、ひどく空気の読めない、もしくはひどく空気を読む気がない人物だ。
     わたしは荒北の率直な面が嫌いではない。荒北もわたしのことは嫌いではないだろう、何だかんだ友人をしているくらいなのだから。
     この試合に誘われるのが誤算だった理由としては──折角誘ってくれたのだしと自分の試合や練習がないときにはあししげく通ったせいなのだろうけれども──荒北とわたしが付き合っていると<彼>が誤解してしまったことがあげられる。
     別に<彼>と付き合いたいだとか、なんだとか、思っているわけではないのだけれど、なんだかひどくむなしくなるのは何故なのだろうか。嗚呼、これが恋なのか、などとバカらしいことを考えてみる。ただの現実逃避だけれど。
     キラキラと輝く髪を翻して、<彼>──黒田くんは走る。汗をぬぐうのに体操着の裾をそのまま持ってきていて、キレイなおへそがお目見えしたのだろうなぁ、と近くにいた女の子たちの反応を見ながら思った。
     運動なんかてんでできないわたしだから、一緒に運動したいなどとはまったく思わない。思わないけれど、それでも羨ましいと思うのは自由だろう。
    「なぁ、」
     一つ前に座っている荒北がこちらを振り返ったときには、前を向いて取り繕うことができていなかった。「──ああ」そういってチラリと視線をグラウンドに向けて一際目を引く黒田くんを目に止めて納得したように声を出した。間違っていないけれど、なんだか釈然としない。
    「それよりここどーなった?」
     それより、とはご挨拶だが、視線をグラウンドから外すいいタイミングではあったかもしれない。一人で見ていたら、このまま黒田くんがグラウンドから姿を消すまで視線をはずせなかっただろうから。
     一通り確認を終えたあと、プリントをそのままに視線をグラウンドに向けた荒北は「目立つな、アイツ」とだけこぼした。髪の毛が反射してるからかな、と小さく笑えばオマエの目にはそれだけじゃねぇだろ、なんて、たまったものではない。
     変に鋭く、変に聡い荒北は時にやっかいだった。面白がることもなくこちらに問いかけるのがつらい。お願いだからそれ以上踏み込まないで。

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  • 2020年12月07日 22:08
    11/22, 11/29の坊っちゃん夢ネタをきざはしシリーズと名付けよう
    きざはしシリーズ ネタ
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    D→闇のきざはし
    E→狭間のきざはし
    D2→夢へのきざはし
    その後→ふたりのきざはし
    というタイトルをつけてみた(内容がないのに)
    シリーズタイトルに日本語の名つけるの珍しい いつも考えるのが面倒になって星の名前をもらってしまう(仕事でも名付けが無理すぎて星の名前をもらった前科がある)
    だがしかし、夢主の名前はいまだ決まらない いやわりと名無しで書けるタイプだけど!

    【闇のきざはし】
    オリD準拠なので、駒なのを理解してるふたり。行き着く先は闇なのを知っているので、闇のきざはし。
    マリアンになつくのは夢主のが先かな…ちびたちはふたりだけでは愛情が足りない…たとえシャルティエがいても足りない…いやマリアンいても足りねえけどな……
    ちびがふたりでおててつないで歩いてたりお話してたりしたらはちゃめちゃにかわいいとおもう
    夢主は双子だし黒髪紫目かな…いやリオンの瞳の色わかりにくいんだよなあ…実家戻ったらオリDの画面確認するか……
    夢主はファラと一緒に道場に通っていたので体術派。ソーディアンは六本なので持たせられないし、ベルセリオスからミクトランがヒューゴに乗り移って与えるのも考えてみたけどわざわざ自分の戦力減らしてまで駒にいいもの与えないかな、と思い直したのでソーディアンはなし。鮮明に声が聞こえないのもそれによることにする(が、転生みたいなものなので不純物(E世界の夢主精神)が混じっていてフィルタリングされていることにする)(つまりD2では転生ではなく持ってこられた設定なのでしっかり聞こえる)
    お互いが唯一というよりもふたりでひとつなので、唯一はマリアンとかシャルティエとか。双子特有の考えてることわかるとかどこにいるか何となくわかるとか、そういうファンタジー双子マジックは有り。とても良い。
    原作ストーリーにはほとんどでない夢主。唯一、フィッツガルド支社で会うくらい。ディスク持ってかせてもいいけど。
    リオン監視のためにヒューゴの手元にいなければならない夢主、しんどい
    海底洞窟ではリオンと一緒に戦うけど、正直剣持ってるやつらに素手で刃向かうのどうかと思うよ 絶対ぼろぼろだよ
    リオンと呼びたくないので人前では兄さん、ふたりとか+マリアンのときはエミリオ呼び。
    リオンマグナスが偉大な獅子だから、偉大な……なんだろ、虎?ムシュフシュ?狛犬?虎ならtigerでティガとかかな…ムシュフシュはちょっと違う気がするね 狛犬…難しいなおい guardian dogだそうだ 名前にはしにくいな やっぱティガかな……まあ闇でしか出ないでしょう きっと たぶん 以降夢主偽名というかヒューゴに与えられた名前をティガマグナスにする
    双子の客員剣士(拳士)たちはそれなりに有名でしょうきっと
    髪は長いほうが坊っちゃん好きそうだけど、拳士で長いの邪魔じゃない?みたいな気持ちもある いつもビジュアルつくるの一次だけだからな…一次みたいな気持ちになってない?だいじょうぶか?
    クリスカトレットの形見のピアス、ふたりでわけあうのかどうなのか あれはもともとひとつしかないのか、ヒューゴ(notミクトラン侵食)が確保してるのか
    髪飾りあたりを持っててもいいかもしれないけどね 正直戦う人がピアスしてるの(しかも長い)めちゃくちゃこわい 耳たぶちぎれるって思ってしまう 坊っちゃんそんなヘマしないと思いますけどォ!
    最後は意識を失った夢主を抱えてシャルティエを構えて、僕らの勝ちだと笑って濁流にのまれる。どこかの岩場にあたって意識を戻した夢主が坊っちゃんをしっかり握ってこのまま、と思ったところで暗転。

    【狭間のきざはし】
    なぜかメルディ落下のところで死んだはずなのに、その当日朝に戻っている。ベッドから起き上がると、ベッド下に衣装そのままぼろぼろのエミリオが。夢だと思っていたあの世界が全部ほんとうのことだと認識して、エミリオを介抱する。
    目が覚めたエミリオに、夢主は色々と説明する。(顔かたちは変わらないご都合主義だよ、色合いだけちょっと違う。インフェリアによくある色合い設定)
    夢主の両親は外からきた人だった上に惨劇とその他でなくなっているので、家にはひとり。とりあえず父親の服(インフェリア風衣装)を着せようとする。似合う気がしないな セレスティア風のがまだ似合いそう、つまりセレスティア渡航後は着替えようそうしよう
    学者設定も考えたけどどうしようかな 学者のが考えやすいだけ
    メルニクス語は少ししかわからないのでキールに頼ろうとするでも良し。
    結局エミリオ介抱後は前と同じく、物見台までいってみるところでリッドとファラに会う。エミリオを親戚だと紹介し、そのまま原作の流れへ。
    坊っちゃんのチョーカーどうしようね、色々とセレスティアのが坊っちゃんと相性いいのは間違いないんだけど、夢主はインフェリア人なので難しいところ
    商人を装うレイスを訝しげな目で見たり、動けないキールに辛辣な視線を投げ掛けたり、色々疲れそう。
    リッドの印象は猟師分相応だし、ファラはお節介だし、メルディは不審者だし、キールは頭でっかちすぎるだし、レイスも不審者。前途多難すぎない、これ?誰だよE世界にしようと思ったの 自分です
    昌霊術と昌術の相性は悪くなさそうなので、クレーメルゲイジナイズされたシャルティエで頑張ってほしい。いい猟師になれそうっていってもいいですよ、リッドさん。
    結局極光術が大事なので、夢主にもエミリオにもあまり関係はない。セレスティアで居場所を見つけられるといいな。
    物理的に双子じゃなくなったのでファンタジー双子マジックがなくなった夢主とエミリオ。夢主はまあそのまま生きていたのであまり違和感はないが、エミリオは違和感がものすごい。それでも持ち前の観察力と経験でなんとなく察することができるようになる。薄々察していたが、夢主のリッドへの淡い想いに気が付いたのを決定打に、ふたりでひとつだったはずの半身が、別の人間だと思い知る。自分ではないだれかと幸せになってしまうという恐怖と、自分を捨てるのかという恐れ、さまざまな負の感情かエミリオを襲う。
    でも夢主はリッドへの想いはそのままに、ファラとリッドがお似合いだとわらう。とられない、と安心する反面、なぜ幸せをつかもうとしないのかわからない。それなら、と最終決戦前夜あたりに「おまえを幸せにするのは、僕でありたい。ここでは兄弟でもなんでもないんだ、だから、おまえの隣にいる権利をくれ。くれなくたって奪い取って見せるが」と宣戦布告。
    オルバース界面ばーん!のあと、自分の居場所に戻るはずで、そこで暗転。

    【夢へのきざはし】
    深層心理下でエミリオの隣を自分の居場所と定義した夢主は、エルレインがリオンマグナスを復活させた際の狭間に巻き込まれ、またもディステニー世界へと戻ってしまう。肉体もエターニア世界とは異なり、ティガマグナスのものとなる(=死人が生き返っている)
    こっちも原作沿い。最初から最後までジューダスと一緒。こっちの偽名はなんにしよう…カイルに名付け親になってもらうとするとジューダスみたいなものでなんかあるかな…judasからiscariotでイスカとかかな…カイルはきっとなんも考えてないで記憶の中のカッコいい単語を言っただけのはずなので、何でもいいっちゃいいんだろうけど
    エターニア世界を経てるので、夢主の思いやりはじゃっかんファラに引きずられてる気がある。とはいえ、カイルほどではない。
    ロニからは一緒に疑われると思う 女とはいえなあ……
    やっぱり双子で通すんだろうか 毛染めで髪の毛くらいはエターニア世界準拠してみるか そしてまだ落としきってないわけだし双子とは言わないかもな いや言うか ファンタジー双子マジック再来。つまり筒抜け。おいしい。
    夢の世界はラシュアンの惨劇から幼い頃にエミリオに傷をつけたくだり、そして海底洞窟まで?
    ていうかジューダス悪夢、海底洞窟にするならやっぱりエターニア世界を挟まない方がテンポはよいんだなあ テイルズ発売順みたいになっちゃったね(いまさら)
    D2のがやっぱり先かな……むずかしい……

    【ふたりのきざはし】
    エターニア世界、セレスティア。
    セレスティアは十歳から一人立ちするので、いろいろと楽だと思う(ふたりが生活するのに)。キールもいることにおどろきつつ、にやにやかな
    ラビリンスの話をやってもいいけど、ドラマCDはずっと聞いてられないので話に起こすのめちゃくちゃ大変だよな
    ふたりで一緒に生きていく誓いをするはなし。この順ならシャルティエがいてもおかしくないので、三人でもよい。D2からEなら…まあでも介入の歴史は修正されたんだからやっぱり持っててもおかしくないな、よし、持っててくれ
    オージェのピアスでシャルティエの声は聞こえるので、やっぱり昌霊扱い。
    なんやかんや幸せになってくれたら良い。

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  • 2020年12月07日 16:42
    この間の坊っちゃん夢ネタ、八割くらいAffectionじゃない?と気がついてしまったのでAffectionについて
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    どこかに公開したことはないが、Affectionというシリーズネタがある。
    だいたいは親が双子(父親同士が双子、母親同士も双子)で生まれた日が同じ、ほとんど双子のように育った二人、というAffection。だいたいだれでも考えるが、一番はじめのAffectionはスラダンの神くんで藤真夢だった。次が黒子の高尾
    Affectionは兄弟(正確には従兄弟)なので恋愛感情一ミリもなし、寝るのも一緒くらいのノリだが、DED2Eの坊っちゃん夢は恋愛感情あるのでそこは相違点かな
    だいたい現パロというか現代イメージだったので、坊っちゃんのこと考えるとちょっと違う気がしてくる不思議。
    だいたい不可侵なほどに仲の良い双子みたいで双子じゃない二人なので、恋愛障害になることうけあいって話なんですわ。でもそこで幼なじみとかじゃないので恋愛に発展しないのがAffectionのウリなんですわ。
    誰よりも一番深いところにいて、誰よりも理解できるのに、他人で、家族で、唯一。そんな親愛を込めた関係をAffectionといつシリーズネタにおさめていっているだけです

    いやまあ坊っちゃんも「とられる」という感覚さえなければ(これはなんというか奪われ続けたエミリオカトレットだから)、ゆうゆうと構えてられるはずなんだけど、やっぱり「僕から唯一の家族ですら奪っていくのか」って気持ちになっちゃって、結局Affectionから逸脱してしまうあたりが坊っちゃん夢ネタなんですわ。これは、血縁関係ありのままだと地雷(自らの)にひっかかるのでEを挟んでると思っていいです。最近はあんまり気にならなくなったけど、自分で生成するなら昔地雷だったものも避けたいよな、という程度。

    やっぱりAffectionネタ、すきなんだな……恋愛にならないからかな……おまえ夢書いててどうなんじゃいって気持ちになったのでここまでにしておこう。

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  • 2020年12月04日 19:16
    最近坊っちゃんばっかりだよ 夢ではない ただの独白
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     笑えないくらい、ひどい物語だ。僕のためには存在しない物語。求めたものの何一つとして手に入った記憶などない。信じるなんて、裏切られることを前提にしなければできるものではなかった。
     それなのに、最期、僕の勝ちを確信してしまったのは何故だろうか。足止めはできた。それでも、その場かぎりだったことはあとになってわかったことだ。それでもマリアンの無事を確信してしまったのは、僕の最期の望みだったからではなく、どこかに残っていた信じる気持ちなのだろうか。
     ……そんなことはどうでもいい。最終的に、マリアンは無事だった。だからこそ、「僕の勝ち」は揺らがない。それだけは間違いないのだから。

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