つめもの
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2017年01月10日 07:33BWS メヨフィオとユリフィオ
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メヨフィオ
「お前は私がいればいいんだ。私だけがいれば……」
ええそうね、と微笑むフィオナを抱き寄せる。
どうしてこんなに遠回りしてしまったのだろうか。
彼女を手に入れることなんて、こんなに簡単だったのに。
フィオナは私が好きだと言ったあと、変わった。
私はずっと、彼女を手に入れたいと思っていた。
それは、エルヴィラに傷付けられたプライドの回復が目的のようになっていたが、いつの頃からかエルヴィラのかわりではなく、彼女がほしいと願っていたのだ。
彼女は鳥籠の中のお姫様であり、外の汚らわしいものなど何も知らずに育ち、美しいまでの白さを保っていた。
ロベイラ種だからだとか、そういったことは問題ではない。
彼女の兄が、彼女を大切に思うあまりに監禁していたといっても間違いではない。
その気持ちは、痛いほどわかる。
大切だからこそ、外の汚さなど知らずに生きてほしい。
大切だからこそ、誰にも見せたくないほどに閉じ込めてしまいたい。
フィオナも懲りたのか、外に出たいなどと言うことはなくなったが、外の美しい場所はこれからも教えて行きたいとおもう。
というBADから奇跡的生還を果たすメヨ様の話だったはず。
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ユリフィオ
フィオナ、元気ですか、俺は元気です。
今日も空中庭園はいろんな花を咲かせています。
さっき、メヨーヨがあなたへの花を見繕うと庭園まで足を運んできました。
あのメヨーヨが、ですよ?
あいつはここの花が好きだったろう、といって、俺にどれがいいのか聞きながら悩んでいました。
オージェもつまらなそうに聞いていましたが、一つの花を手折って混ぜてくれと言っていたのでオージェなりになにか思ったのかもしれませんね。
美しい庭園は、いまも美しいままです。
それなのに、どうして、あなたは帰ってこないのですか――ねぇどうして。
これなんで書いたのかすっかり忘れたけどちょっとどういう状況なのかさっぱり覚えてない。
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2017年01月06日 07:28ペダル 雪成 夢
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「お腹いたい……」
「薬は?飲みました?腹巻きは?」
「飲んだ。腹巻きはいつもしてる……」
「はい、それじゃあもう布団にくるまってください」
「いたい……」
はいはい、なんて言いながら布団の上からぎゅっと抱き締めてくれるこの腕がなくなってしまったら、毎月が乗りきれる自信がない。
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